ホテルや宿を予約するとき、インターネットでの予約を検討される方も多いと思います。その際に迷うのが、「公式サイトと予約サイト、どちらがお得なのか」という点。
私の個人的な結論としては、「予約サイトのほうが、結果的にお得になるパターンがほとんど」だと思っています。
インターネットでは「公式サイトからの予約が最安値」というフレーズをたくさん目にしますよね。もちろん、場合によって公式サイトのほうがメリットが大きいこともあります。
それでもなぜ私が「結果的に予約サイトのほうがお得」と思うのか、逆に公式サイトのほうがメリットが大きいのはどんなときなのか、詳しく解説したいと思います。
なぜ予約サイトのほうがお得?
さっそく具体的に説明しますね。
予約サイトのほうがお得になる具体的なパターン
公式サイトでは「最安値保証」とうたっているところがほとんどです。
宿泊内容(日程・人数・部屋など)が全く同じプランを、公式サイト、予約サイトでの価格を実際に比較してみると、公式サイトが最安値になっているパターンが多いです。もしくは公式サイトと予約サイトが同額のこともあります。
私は、日本の主要観光地のホテルや旅館のバリアフリー対応の部屋を写真つきで紹介しています。
そのバリアフリー対応の部屋の料金を、各サイトで比較しやすいように表にして載せているので、こちらのリンクから、行ってみたい観光地を選んで実際に見ていただくとわかりやすいのですが▼
たとえば箱根のページに載せている「ゆとわ」という旅館。
アクセシブルルームの料金比較の表を、こちらに同じものを載せてみます。
(箱根 ゆとわでは、アクセシブルルームのプランの価格を表示しています)
箱根 ゆとわ(公式) ¥18,650 詳しく見る | |
じ じゃらん ¥19,650 詳しく見る | 休 一休 ¥19,650 詳しく見る |
J JTB ¥19,650 詳しく見る | R 楽天トラベル ¥19,650 詳しく見る |
a agoda ¥18,668 詳しく見る | H Hotels.com ¥18,300 詳しく見る |
約2か月後の料金比較・1泊2食付き1人あたり(2021年3月調べ)
公式サイトの1人あたりの金額が18,650円。2名で宿泊すると37,300円になります。
実際に公式サイトで見てみるとこのようになっています。
同時に「じゃらん」の同じホテルの同日の同じプランを調べてみました。
赤く囲ってある部分がアクセシブルルームの金額ですが、39,300円となっています。
公式サイトが37,300円で、じゃらんが39,300円。たしかに公式サイトのほうが2,000円も安いですよね。
ただ、よく見ていただくとじゃらんの赤く囲った枠の中に「3,000円クーポンを獲得しておトクに泊まる」と記載があるのがわかると思います。
この時点ではまだクーポンを利用していないので、会計時にクーポンを利用すると
39,300円-3,000円=36,300円
公式サイトの37,300円よりじゃらんのほうが1,000円安くなりました。
で、じゃらんでは、さらに安いプランを見つけたんです。「じゃらん初夏セール」で35,370円。
こちらのプランでも「3,000円クーポンを獲得しておトクに泊まる」となっているので、クーポンをゲットして最終的な金額がこうなりました▼
上の画像は、試しに予約の途中まで進んで、会計の段階でクーポン利用を設定したときの画面のようすです。
35,370円のプランにも「3,000円オフクーポン」が使えたので、最終的に32,370円になりました。
また、楽天トラベルではこんなクーポンが発行されていました▼
「2,000円オフクーポン」です。
本来、公式サイトのほうが2,000円安く予約できます。でも、このクーポンを使えば公式サイトと楽天トラベルは同額になりますよね。
同額だったら、楽天トラベルのほうがポイントが貯まるぶんお得になります。
セール・クーポン・ポイントをうまく利用する
このように、同日に、同人数で、同じ部屋を利用するプランで、はじめは公式サイトのほうがおトクに見えて、セールやクーポンをうまく利用することで、何千円も、ときには1万円以上もお得に宿泊できることもあります。
今回はたまたま箱根の「ゆとわ」という旅館を例にして、「じゃらん」と「楽天トラベル」のセールやクーポンを使うパターンを紹介してみましたが、もちろんほかの予約サイトでも同様のことが起こり得ます。
それぞれの特徴とメリットを知っておく
ただ、上記のパターンのように必ずしも予約サイトのほうが安くお得になるとは限らないんですよね。
逆に、いろいろ見比べてみて、やっぱり公式サイトが最安値ということもありますし、ベストレート保障ということで価格交渉をすることもできます。
まず、同じ宿を予約するにしても、公式サイトと予約サイトのそれぞれの特徴とメリットを把握しておくと、先ほどのようなラッキー!をつかみやすくなりますよね。
そこで、公式サイトと予約サイトのお得な特徴を解説してみます。
公式サイトの特徴とメリット
まず、公式サイトからの予約について解説してみたいと思います。
ホテルや宿の公式サイトを見てみると「公式サイトからの予約が一番お得」というフレーズをよく見かけると思います。
なぜ公式サイトでの予約が一番お得なのか。
公式サイトからの予約は、大きくこのような特徴があります。
- ベストレート保障(最低価格保証)
- 予約サイトには出ていない特別プランがある
- 系列ホテルなど会員システムによる価格やサービス
この3つをひとつずつ解説しますね。
【公式サイトのお得な特徴】公式サイトのベストレート保障
公式サイトを見ると、必ずと言っていいほど出てくる「ベストレート保障」という言葉。
ベストレート保障というのはいったいどんな内容なのでしょうか。
ベストレート(最安値)保障とは
ベストレート保証は、予約サイト(じゃらんnet、一休.com、楽天トラベル、JTBなど)と比較した場合、公式ホームページで提示する料金が最安値(ベストレート)であると保証すること。
もしもベストレートが守られておらず、同条件のプランでも予約サイトのほうが安い料金が掲載されていた場合には、その金額に変更するよう交渉できます。
ホテルの内情的な話になりますが、ホテル側はいくつかの予約サイトに掲載することでより多くの集客が可能になります。ですが、そのぶん予約サイトに対しての手数料がかかっているんですね。
要するに、予約サイトを通さず、そのホテルや宿に直接予約のほうが、予約サイトへ支払う手数料分を安くして提供できるわけです。
なのでこの最安値保証、当たり前ですが一番お得に感じますよね。実際に、公式サイトのほうが予約サイトより安く料金設定されているところが多くあります。
【公式サイトのお得な特徴】予約サイトには出ていない特別プラン
バリアフリールームを予約することが多い車椅子ユーザーの旅行にとって、かなり重要なポイントがここにあります。
公式サイトでは、予約サイトには出ていない特別プランや部屋を掲載している場合があります。
とくに、部屋のタイプが数多くある大型のホテルやシティホテル型に多いのですが、バリアフリールームの予約はホテルの電話番号から直接予約のみというパターン。
予約サイトには、バリアフリー対応の部屋を指定するプランまでは掲載されていないということがよくあるんですね。
この場合は、予約サイトでセールになっていたりクーポンが発行されていたりしても、公式サイトから直接予約するしかありません。
ここを解決する方法もあるにはあるのですが、ここではいったん置いておいて、改めて違うページで解説したいと思います。
【公式サイトのお得な特徴】系列ホテルなど会員だけのプランやサービス
大型のリゾートホテルグループや外資系ホテル、ビジネスホテルなどに多いのですが、そのホテルグループや系列独自のプランや会員サービスを提供していることがあります。
たとえば、会員登録をすると、その系列のホテルに宿泊の際は会員だけの特別価格で利用できたり、独自のポイントシステムでお得なサービスを受けることができたりします。
決まったホテル系列を利用することが多い方は、この制度はお得感が高いと思います。
たとえば、東横インのハートフルルームなどは車椅子ユーザーからの評価も高く、日本各地にあるので、そういった利用の仕方が向いているかもしれません。
いくつかのホテルの公式会員サービスを紹介してみたいと思います。
東横インの「東横INNクラブ」
東横インは、バリアフリールームユーザーに定評のあるビジネスホテルグループです。
全世界に326ホテルあり、その多くに、障がいのある方や車いす利用の方にも使いやすいユニバーサルデザインの部屋「ハートフルルーム」が設けられています。
そのほかにも、シャワーチェアや浴槽内チェア、滑り止めマットなど貸出品も充実。車いす利用の方には部屋内の配置換えのお手伝いをしてくれたり、目の不自由な方には宿泊カードの代理記入など、手厚いサービスが評価の理由となっています。
なので、車椅子ユーザーの中には「宿泊先はまず東横インのハートフルルームの空を確認する」という方も。
東横インには東横INNクラブという独自の会員システムがあります。
登録時に入会金1,500円がかかりますが、年会費は無料。
会員になると東横INNクラブカードが付与され、会員だけのサービスを受けることができます。
たとえば「カード提示で5%オフ」「10泊で1枚無料宿泊券プレゼント」のほか提携観光施設の優待サービスなど。詳しくはこちらをご確認ください▼
かんぽの宿「メンバーズカード」
かんぽの宿は、日本郵政グループが運営する旅館・ホテルです。
全国各地のとくに温泉地を網羅していて、露天風呂付客室に泊まるプランや、源泉かけ流しのホテルや宿が多くあります。
かんぽの宿では、ユニバーサルデザインを取り入れた「バリアフリー化」に積極的に取り組んでいます。館内の段差解消やバリアフリールーム、身障者対応の貸切風呂の設置など、車椅子ユーザーにも優しい配慮がされています。
かんぽの宿では、独自の会員システム「かんぽの宿メンバーズカード」があり、予約と同時に入会、お得な特典を利用することができます。
入会費、年会費は無料なので、こちらから確認してみてください▼
マリオットホテル系列の「マリオットボンヴォイ」
世界中の7,000を超えるホテル・リゾートからなる有名なマリオット。
マリオットボンヴォイは、マリオットホテルをはじめ、ザ・リッツ・カールトン、シェラトン、ウェスティン、いま話題のルメリディアンやモクシーなど、マリオット系列で利用できる会員プログラムです。
年間の利用数によってランクがあり、ランクに応じたサービスやメリットが受けられます。
会員価格での宿泊、客室内のWifiの使用無料、モバイルチェックイン、部屋のアップグレード、貯まったポイントで無料宿泊などの特典があります。
Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)の特典の詳細
このマリオットボンヴォイに入会すれば、入会金は無料で、部屋のWifiがタダで使えたり、スマホで簡単にチェックインできたり、会員価格で宿泊できたりするので、マリオット系列のホテルを公式サイトから予約する場合は、まずは登録しておくのがお得ですよね。
Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)公式サイト
気になるのがバリアフリールームについてですが、マリオットボンヴォイの公式サイトの「よくある質問」のページに
A.バリアフリールームの予約方法は?
一部のホテルは、客室および料金の表示方法改善のためのパイロットプログラムに参加しています。このようなホテルの客室および料金のページの上部にはフィルターが表示されます。その中にバリアフリールームのオプションがあります。このフィルターを使用してご希望のオプションを備えた空室を確認してください。
どのホテルでも、予約の詳細のページで「部屋の希望を選択」をクリックして、選択した客室で利用可能なバリアフリールームオプションを選択できます。選択した客室タイプではバリアフリーのオプションを利用できない場合は、バリアフリーのオプションは表示されません。
検討中の客室にバリアフリールームのオプションがあるかどうかを確認するには、いずれかのステップで「客室の詳細」を選択すると、その客室にオプションがあるかどうかが確認できます。
との記載があります。
マリオット系列のホテルにも多くのバリアフリールームが用意されていて、バリアフリールームがある場合は、ネット予約でも選択できるようになっていました。
予約サイトの特徴とメリット
では次に、予約サイトの特徴とメリットを見てみたいと思います。
主な予約サイトといえば、じゃらん、一休、楽天トラベルなど。
最近では、リラックスという予約サイトの人気が高くなってきています。
外資系の予約サイトも増えてきていて、ホテルズドットコム、ブッキングドットコムなどがあり、海外旅行におすすめです。
予約サイトの大きな特徴は
- 希望に合った宿やプランを比較しやすい
- 期間限定プランやセール、特別価格など掘り出し物が見つかる
- 各社独自のクーポンやポイントで結果的に大きな値引きになる
【予約サイトのお得な特徴】希望に合った宿やプランを比較しやすい
予約サイトの最大の特徴とメリットといえば、希望に合った宿やプランを比較検討しやすいこと。
各予約サイトで取り扱う宿のタイプの違いが多少ありますが、数多く登録された宿の中から、希望の旅行先や価格帯で絞り込み、自分に合ったプランを見つけやすいのがポイントです。
各社、各サイトとも、検索機能が充実していて、たとえば「バリアフルールーム」と入力するだけで、バリアフリールームのあるホテルがずらーっと出てきたりします。
【予約サイトのお得な特徴】期間限定プランやセール、特別価格など掘り出し物が見つかる
もうひとつ、予約サイトの大きなメリットは、それぞれの予約サイトの期間限定セールや特別プランなどで掘り出し物があることです。
たとえば「一休だけの特別プラン」など、この予約サイトとしか提携していないというホテルもあったりして、ほかにはない料金で予約できたりすることも。
楽天セール期間中や、ホテルズドットコムのタイムセールなども、大きな値引きが期待できます。
【予約サイトのお得な特徴】独自のクーポンやポイントで結果的に大きな値引きになる
公式サイトと同じく予約サイトでも、各社独自のクーポン発行やポイントサービスがあり、それを利用することで結果的に大きく値引きされた金額で宿を利用することができます。
しかも、予約サイトのポイントシステムは、楽天ポイントやTポイント、pontaポイントなどのよく利用されているポイントとしてためることもできるので、旅行以外にも使いやすいという利点があります。
また、予約サイトで定期的に発行されるクーポンコードは、値引き率が高く、場合によっては数千円から1万円の値引きになったりすることもあります。
私がよく比較している代表的な予約サイトのおすすめポイントを大まかに解説しますね。
じゃらん.net
じゃらんは、リクルートの運営による国内旅行の分野で定番の旅行予約サイト。
日本国内の宿泊施設の予約のほか、パッケージツアー、レンタカーやアクティビティの予約などもできます。
じゃらんnetで貯められるポイントは、ローソンや、ホットペッパーなどリクルートが運営する他サイトなどで使える「Pontaポイント」または「dポイント」としても利用できます。
じゃらんは利用額の2%がポイントとしてたまるので、ケータイやスマホがドコモの方は、dポイントを一気にためられますね。
じゃらんは、観光情報や温泉宿の掲載が豊富で、検索では「にごり湯」「温泉かけ流し」といった絞り込みができるのも特徴です。
季節に応じたお得なプランやキャンペーンが多く開催されていて、とくに定期的に発行されるクーポンは最大2万円など高額なものもあります。先着順で、発行されるとすぐになくなってしまうので、旅行の予定があるならこまめにチェックをされることをおすすめします。
一休.com
一休は、高級旅館やホテル、リゾートホテルに特化した国内宿泊予約サイト。
独自の「一休ポイント」は、「Tポイント」としてもポイントを活用できるので、ソフトバンクユーザーの方におすすめです。(一休とTポイントの連携が必要となります)
何よりも一休.comの最大の特徴が、ポイントの即時利用。
一休.comで貯まるポイントは、その予約時にその場で使えます。ポイント倍増のセールのときなどは、数千円もの割引を受けることが可能です。
タイムセールや、一休でのみ予約できる「一休限定プラン」「一休Plus+」では、公式サイトや他の予約サイトでは利用できないような割引価格で高級ホテルに宿泊できることもあります。
たとえば「メズム東京」などハイクラスのホテルや、「金谷ホテル」といった老舗高級旅館などを探すときには、思わぬお得プランがあったりするので要チェックです。
私はとくに、一休のポイント即時利用はすばらしいシステムだと思っています。
旅行って次にいつ行けるかわからないことが多いので、ポイントをためておいても使えるときがあるのかなかなか予想がつきません。その場ですぐに値引きとして使いきれるのはありがたいですよね。
楽天トラベル
楽天トラベルは、日本最大規模の予約サイト。国内宿泊施設はもちろん海外のホテル、国内外の航空券やダイナミックパッケージ、ツアー旅行など取り扱いも豊富で、レンタカー、高速バスチケットなどの予約も可能です。
いちばんの特徴かつメリットは、「楽天スーパーポイント」を利用できること。
旅行といえば金額が大きいので、たくさんのポイントをためることができるし、宿泊料金にポイントを充てることもできます。
楽天セールのときには破格のプランが出たり、イベント時はポイントが普段の何倍もためられたりするチャンスがいっぱいあります。
楽天トラベルでは、「RaCoupon(ラ・クーポン)」という楽天市場から発行されているクーポンや、「宿クーポン」という楽天トラベル独自の割引クーポンを利用できます。
ホテルや宿だけでなく、レンタカーのクーポンもあったりします。
クーポンは随時更新されていて、ほとんどの場合が先着順になっています。
普段から楽天のサービスをよく使っていて、楽天ポイントを貯めていたり、楽天カード利用者にはメリットが多い予約サイトですよね。
楽天トラベルは、検索の機能が充実していて、「バリアフリールーム」「車椅子可」などのワードで車いす対応の部屋を簡単に検索できるので、私もよく利用しています。
JTB
JTBは、言わずと知れた日本最大の旅行会社です。
国内外の旅行全般、とくに飛行機や新幹線、観光バスなど交通機関と宿泊施設を絡めたパッケージツアーを主流に取り扱っています。
パッケージツアーなら、宿泊先と交通機関を分けて考える必要がないので、お得にラクに旅行を組み立てられます。JTBならではのプランも数多くあり、宿泊先や交通機関の座席の確保も、JTBの長年のキャリアと実績で安心感がありますよね。
ただ、私たちのようにバリアフリールームを指定したり、交通機関の車いす席を指定したりすることが必要な場合は、パッケージツアーだと現状はなかなか難しいです。
その場合でも、宿泊先や交通機関単体での予約代行が可能なこともありますので、インターネットではなく、まずは直接窓口へ行ってみると、旅行の計画が進みやすくなると思います。
もし旅行の行き先が決まったら、JTBのサイトにあるパッケージツアーをのぞいてみると、旅行のプロが立てたプランだけあって、各地の名所を効率よく回るルートなど参考になるものが見つかるかもしれません。
裏事情的な話になりますが、JTBはキャリアのある大手の旅行会社なので部屋の在庫が豊富なんですね。要するに、JTBでおさえている各ホテルや旅館の部屋の数が多いので、なかなか予約の取りづらい部屋などがひょこりとれるなんていうチャンスもあるかもしれません。
ネット予約であれば、割引クーポンが使えることもあるので、忘れずにチェック!ですね。
agoda(アゴダ)
agodaは、日本だけでなく世界中で利用されている予約サイト。
海外資本の会社なので、日本では耳なじみのない方も多いかもしれませんが、とくにアジア圏では人気で多くの人が利用しています。
有名なBooking.com(ブッキングドットコム)の系列会社でもあるので、安さに定評もあり安心して利用できます。
日本からアジア圏への海外旅行の際にはとくにおすすめしたい旅行サイトですが、国内旅行でも、もしも希望の宿泊先があればぜひチェックをおすすめします。
なぜなら、アゴダでの価格は変動あり、「日替わりセール」など日によって価格が大きく変わる可能性があるからです。
Hotels.com(ホテルズドットコム)
Hotels.comは、世界最大規模の旅行会社「Expedia,Inc(エクスペディア)」のグループ会社。
世界60カ国以上の利用者がいる大企業だけに、価格とシステムに安定感のある予約サイトです。
Hotels.comのお得な最大の特徴は「Hotels.com™ リワードプログラム」。
リワードプログラムというのは、Hotels.com会員だけのお得な特典プログラムです。
会員になると、シークレットプライスという、いわゆるナイショの低価格で予約できたり、10泊で1泊分のボーナスステイを獲得できたりします。
Hotels.comの会員は、宿泊するたびに、宿泊数と同じ数のスタンプがたまります。1泊するごとにスタンプが1つずつ貯まっていくのですが、合計10個のスタンプが貯まると、その10泊の宿泊料金の平均金額の宿泊料が1泊分無料になります。
10泊というと「なかなか貯まらないな」と思うかもしれません。
ただ、家族や友人の代理で宿を予約した場合にも使えるので、ご主人が1週間の出張に出かける、なんていう場合には、あっという間に貯めることができるんですよね。
そういった家族や周りでもホテルを利用する機会が多い方にはおすすめだと思います。
スタンプ10個で1泊無料のHotels.com™ リワードプログラム>>
それともう1点。バリアフリールームを予約する際に便利なことがあります。
返金不可の予約の場合でも、バリアフリー設備の変更は無料でできます。たとえば、一般的なツインルームで予約を入れて、バリアフリールームの空きが確認出来たらそちらに変更するといった場合でも、無料で変更できるんですね。これは、とてもいいサービスですよね。
Relux(リラックス)
Reluxは、2013年にスタートした比較的新しい予約サイト。
Relux独自の100項目もの審査基準をクリアした、満足度の高い一流旅館やホテルだけを厳選して掲載。そのため掲載宿数が少なめですが、会員数は200万人を突破したという今人気の予約サイトです。
Reluxのお得な特徴は、ポイント還元率の高さです。
「会員ステータスに応じて最大6パーセントという還元率」は、業界最高レベルを誇ります。
au IDと連携すれば「Pontaポイント」してもためられるので、スマホが「au」の方はとくにおすすめです。
また、会員限定のお得なプランやセール、最低価格保証などもあり、会員になると届くメールマガジンの情報は、SNSでも話題になるような人気の宿のお得なプランが載っていたりするので、とりあえず無料で会員登録だけしておいてもいいと思います。
それと、私個人的にとてもおすすめなのは「Reluxギフト」です。
宿泊専用のいわゆるギフト券なのですが、還暦や銀婚式・金婚式のお祝いにご両親にプレゼントしたらとても喜ばれるんじゃないかなと思うんですね。
このReluxギフトのいいところは、専属コンシェルジュが旅行の手配から予約までをメールや電話でサポートしてくれる点です。
たとえばギフトを受け取ったご両親が、プロのコンシェルジュと相談しながら好みに合った旅行先を選べるのは、送る側も安心ですよね。
各サイトを効率よく比較する
お得に宿を予約するには
- 公式サイトと各予約サイトの料金プランを確認
- セールやクーポンを忘れずにチェック
ということが大切ということで、各サイトの特徴とメリットを紹介してみました。
でも、これらサイトをひとつひとつ検索して調べていくのは時間もかかるし大変ですよね。
先ほども紹介したように、私はバリアフリー対応の部屋の料金表を宿ごとに調べて載せています。
そこで載せている金額はスタンダードプラン、いわゆる定価のようなプランを選んで載せています。
本来なら、そこでどこのサイトが一番安いかを載せることができたらいいのですが、そのときの底値はそのときしかないもので、セールやクーポンの発行は日々変わっていきます。
なので、どこのサイトでもほぼ同じ金額になるようなベーシックなプランの金額を載せて、その横に「詳しく見る」というリンクをつけています。
「詳しく見る」というリンクの先には、各サイトの料金プランが載っているページに飛んでいただけますので、セールはないか、クーポンが発行されていないか、そしてもっと具体的な宿の情報など、少しでも手間を省いてラッキーな料金プランを見つけていただけたらと思います。