宿泊記【金沢のホテルのバリアフリールーム】車椅子で金沢・白川郷・飛騨高山旅行

2020年7月10日

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宿泊記【金沢のホテルのバリアフリールーム】車椅子で金沢・白川郷・飛騨高山旅行

2020年7月10日

金沢の夜景 卯辰山の夜景画像
写真提供;金沢市

金沢のホテルのバリアフリールームに宿泊

車いすの母を連れて「金沢・白川郷・飛騨高山旅行」1日目の夜。

食事を終えてホテルに戻りました。私たちが泊まったホテルはこちら▼

私ははじめ、バリアフリールームのことをよく知らず、一般的なツインルームの部屋を予約していました。
チェックインのときに、ホテルの方が「バリアフリールームに空きがございますがいかがでしょうか?」と聞いてくれたので、変更してもらいました。

このおかげで、私たちは初めてバリアフリールームを体験することができました。

バリアフリールームというのは、段差がなく、要所に手すりなどがついていて、車いす利用や体の不自由な方でもスムーズに過ごせるよう工夫された部屋です。ユニバーサルルームと言う場合もあります。

今回のこの部屋も、車いすのままスムースに入れました。

特別に広い部屋ではないですが、ベッドと家具の間もちょうど車いすが通れるスペースは空いていて、車いすからベッドへの移動も母はラクにできていました。

幅が広めのゆったりしたベッドでした
車いすに乗ったまま室内を移動できます

バリアフリールームのバスルーム

とくにバスルームは、車いすの母でも容易に使用できて、そこが宿泊先の一番の不安要素でもあったので本当にありがたかったです。

トイレはお風呂と同じ空間、バスルームの中にありますが、入り口の引き戸が大きく開いて、床もフラットになっているので、車いすに乗ったまま入ることができました。

トイレの便座わきには車いす用のしっかりした手すりがついています

浴槽の周りには縦にも横にも手すりが設置してあります

シャワーはフックからはずして手元で使うこともできるし、フックにかけたまま高さを調節することもできます。

浴槽の外に排水溝があるので、家庭のお風呂のように、洗い場に出て身体を洗うこともできます。シャワーチェアが置いてあるので、身体を洗う時に使っていました。

実際に母は備え付けのシャンプーで髪を洗ったり、ボディソープで体を洗ったりしていましたが、とても水はけもよく、トイレの便器のほうまで泡が流れてくることもなく、使い勝手が良かったようです。

バリアフリールームでの入浴

まず私がバスタブにお湯を貯めました。気持ち浅め、足を伸ばして座ったときに胸ぐらいの高さまでお湯を張りました。

母は服をすべて脱いで車いすに座り、バスタブの脇まで車いすを寄せました。そこでシャワーチェアに移乗して、自分一人でシャンプーして身体を洗ってシャワーで流していました。

洗面台と手すりにつかまってバスタブ内に移動。
バスタブの奥に横向きについている手すりにつかまりながらゆっくりしゃがんで、お湯につかりました。

これらも、もちろん私がそばについてはいましたが、一人でできていました。
はじめはホテルの細長いバスタブで足を伸ばすのが怖いようでしたが、バスタブ内に滑り止めマットが敷いてあったので、ゆっくり足を伸ばして浸かっていました。

バスルームの扉は開けたままにして、「出るときには呼んで」と伝えて、私は荷物の整理を。母はのんびり浸かってお風呂をたのしんでいました。
母に呼ばれたので、また車いすをバスタブのわきに寄せました。

車いすにはあらかじめバスタオルを背もたれから座面にわたってふわっとかぶせておき、その上に濡れたままの母が移動します。バスタオルのかぶせてある車椅子に座る感じになります。
そしてもう一枚のタオルで身体を拭きます。母はそのときはフェイスタオルを使って拭いていましたが、ホテルにお願いしてもう一枚バスタオルをもらっておくとなおいいと思います。

母は慣れているので、これらもほぼ一人でできていました。

車いすでも使いやすいバスルーム

母はなかなか使いやすかったようで、スムーズにお風呂に入れて嬉しかったようです。
口には出しませんでしたが、母も「お風呂はどうするんだろう」と不安だったようです。

実際、母はいつもは週に2回、デイサービス利用時に、施設のお風呂で入浴します。介護士さんにそばについてもらって、規則的な感じで入浴するので、こうやって一人でゆっくり浸かるのは久しぶりのこと。

さっぱりした顔で、ご機嫌であがってきました。

家族は大浴場に 車いす以外の家族もくつろげるホテルでした

母はパジャマに着替え、その後はゆっくり過ごしました。

おでん屋さんを出たあとに夜食用に名物の押し寿司を買ってあったので二人で食べました。

金沢の押し寿司

笹にくるまれていて、乗っている具が一つ一つ違って、豪華でたのしいお寿司でした。

部屋には「ほうじ棒茶」のティーバッグが置いてあって、お寿司と一緒にいただいたのですが、美味しくて、フロントでも販売していたのでお土産に買ってくればよかったと後悔しています。

このときからほうじ茶にハマって、いくつか飲んでみても、このときの美味しさには及ばず。

旅先で飲んだものだから美味しく感じたのもあるかもしれませんが、実はホテルで置いてあったこのティーバッグは、「松風園茶舗のほうじ棒茶」で金沢でも有名な自家焙煎のお茶だそうです。

その後しばらくして母は就寝。

私は2階ににある大浴場にいってゆっくり入浴しました。

ジェットバスの寝湯とシルキーバスという超音波のような発泡風呂がありました。

私が行ったときはすでに二人ほどいたと思います。でも、静かで広々していてゆっくりできました。

まだ新しいホテルというのもあって、ホテル全体もそうだし、脱衣所も、大浴場も、とても清潔な感じがしました。

車いすでの旅行ならバリアフリールームに宿泊することをお勧めします

初めて体験したバリアフリールームの宿泊は、大満足でした

はじめは一般の部屋でもなんとかなるだろうと思って、金額が上がってしまうのをケチって考えていたんですね。

バリアフリールームの料金がよくわからないホテルが多くて、このホテルを調べたときも見つからなかった気がするんです。いま見ると、公式のホームページにはきちんと記載があるので、当時の私は「きっと高いんだろうな」とあきらめてしまって目に入らなかったのかもしれません。

でも実際に利用してみて、多少金額が上がってもそれだけの価値はあると思いました。

それと、個別の部屋の一泊の料金表だと正規の金額が載っていますが、
(バリアフリールームの料金も正規の金額で、1室36,000円と表示されています)

実際はお得なプランの割引きされた金額で予約したので、一泊1人あたり6,700円(1室13,400円)で泊まれました。

旅行中の多少のアクシデントは、その後おもしろ話のいい思い出になるとしても、たまにしかないせっかくの旅行なので、がっかりした思い出にはしたくないです。

新幹線代などが障害者割引で安く利用できている分、ホテル代が何千円か上がったとしてもペイできるし、同行者もそのぶん安心してゆっくりすることができます

実際にバリアフリールームを利用してみて、今ならそう思います。

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ご予約時には、必ずバリアフリールーム希望であることを宿に連絡してください

次は、車いすで金沢の名所「兼六園」を観光した様子をご紹介します。

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