車いす利用の母と九州・博多・由布院・温泉旅行2日目。
駅からホテルまでの道のりを、歩いて観光しました。
湯の坪街道は、ほぼ車通りがなく、車椅子でのんびり散策できました。
フラットな由布院駅
由布院駅には改札口がありません。
なので、車いすでホームから駅の外に一気に抜けられます。
バリアフリー対応トイレももちろんあります。
待合室がギャラリーとしても利用されていたり、実は足湯があったりもします。
由布市ツーリストインフォメーションセンター
駅を出たら、まず由布市ツーリストインフォメーションセンターに入りました。
由布市ツーリストインフォメーションセンター – 由布岳の見えるまち。~大分県由布市(湯布院・庄内・挾間)の観光情報サイト~
由布院温泉、湯平温泉、塚原高原、黒岳・男池、由布川峡谷など、大分県由布市から現地発ならではの観光情報をお届けします。
yufu-tic.jp
駅を出てすぐ右手に、ガラス張りの近代的な建物が見えます。
世界的建築家伴茂氏設計の芸術的な建物です。
パンフレットなどを眺めながら、まず一息つきました。
ゆふいんチッキという手荷物配送サービス
ツーリストインフォメーションセンター内には、【ゆふいんチッキ】という駅前手荷物配送サービスを行っているカウンターがあります。
由布院のホテルや旅館などの宿泊施設に、手荷物を配送してくれるサービスです。
一時預かりもしてくれます。
配送サービスは1個600円~。
ここでは、車椅子やベビーカーの貸し出しも行っています。
この後に出てくる写真を見てもらえばわかるのですが、私たちはこのサービスを利用せず、手荷物を持ったまま駅前を散策しホテルに向かいました。
ご覧の通り、写真に写っている母は大きなボストンバッグを抱えて座っています。
神に誓って、けっして重い荷物ではありません(笑)。イジメでも拷問でもありません。
必要最低限の着替えなどが入っているので、柔らかい大きめのクッションを抱えているような感じなのですが。
※ちなみに、バッグのショルダーベルトを車いすに回しかけてあり、シートベルトでも押さえてあるので、手を放してもずり落ちないようになっています。
そうはいっても母も煩わしかったと思うし(一応、母は「暖かいし腕を置いてラクでいい」とは言っていました)、見た目もよくないので、この宿への配送サービスを利用すればよかったと今は心底思います。
辻馬車・スカーボロは車椅子はNGでした「残念」
駅を出たらすぐ目に入って、写真を撮りました。
由布院駅前で待機中の辻馬車。
由布院駅~佛山寺~宇奈岐日女神社~由布院駅のコースを1時間ぐらいかけてまわる観光馬車です。
こちらはスカーボロ。
由布院駅~フローラハウス~興禅院~宇奈岐日女神社~由布院駅のコースを約50分かけて巡る観光乗り合いタクシーです。
下調べ中に見つけて、「母とこれに乗るのもいいな」と思って事前に問い合わせてみたのですが、両方とも車椅子だと残念ながら利用できないそうです。
車椅子を積めるスペースがないとのこと。残念。
駅から続く通りを散策していると、何頭?何台?も辻馬車とすれ違いました。馬にも個性が感じられて、かわいかったです。
辻馬車とスカーボロの詳細は、こちらのサイトで確認できます(一応)。
駅前から続く由布見通り・車椅子は通りづらいかも
駅前から正面に続く由布見通り。
道に沿ってお土産屋さんや飲食店が並びます。
車いすで通行できますが、歩道と車道があいまいなところもあったり、車も多い道なので、通りやすいとは言えないかもしれません。
湯の坪街道・たけもと通り
駅前から続く由布見通りをまっすぐ行くと、道がY字路になって左右に分かれるところがあります。そこを右に進むと湯の坪街道・たけもと通り。
ここからは、ほぼ車の通行がなく舗装された道が続きます。
歩行者(観光客)は多いですが、車椅子でも通りやすい道で、お洒落なお土産屋さんやカフェなども並びます。
「由布院くくち」の豊後牛コロッケととり天
湯の坪街道沿いにある「由布院鞠智(くくち)」というカフェのテイクアウトコーナーで、豊後牛の入った黒毛和牛コロッケと大分名物とり天を買って食べました。
揚げたてサクサクで美味しかった!
こういうB級グルメ的なものって、ほんと美味しいですよね。
肌寒くなってきていたので、ホクホクが余計に美味しかったです。
由布院くくちは、カフェと地鶏のお蕎麦屋さん、どら焼きやジャムなどのショップ、さらにこのテイクアウトコーナーが併設された地産地消の食材を使ったお店です。
由布院ミルヒのケーゼクーヘン
食べ物の紹介ばかりでスミマセン(笑)。
由布院ミルヒというスイーツショップのケーゼクーヘンも食べました。
ケーゼクーヘンはこのお店の看板商品だそうで、焼き立ての温かいふわっとろっのチーズケーキです。
冷たくして食べても美味しいそうですが、私はHOTを買いました。
温かくて、ふわふわトロトロ。
母は、冷たい抹茶味のタイプを食べたのですが、私が自分のケーゼクーヘンの写真を撮っている間に食べ始めていて、気が付いたら残り少なくなっていたので写真は撮りませんでした(笑)。
【金鱗湖】由布院の名所
湯の坪街道をのんびり歩いて散策。
しばらく行ったところで右に曲がって、坂を下りていった先に金鱗湖があります。
由布院駅から徒歩で30分ぐらい(私たちは寄り道しながら歩いたのでもっとかかりました)のところにあります。
そこまでのお土産屋さんが立ち並ぶにぎやかさとは違う、紅葉の美しい日本らしい風景に変わりました。
金鱗湖は小さな湖
金鱗湖は、池というには大きいけれど、湖と呼ぶには実は小さいくらいなこじんまりとした湖です。
なので、一周歩いてまわっても30分ぐらいです。
紅葉がとても美しい金鱗湖
私たちが行ったのは11月下旬で、紅葉が真っ盛りでした。
金鱗湖は足場が悪いところもあります
私たちは車いすでもガンガン進みましたが、車いすで散策するには足場が悪いところもありました。
水たまりや、石がゴツゴツしていたりします。
でも、多少のガタガタなどは気にせず進むなら、水辺まで行けます。
周辺道路から眺めることもできます
足場のガタガタがきつく感じる方だったり、足場の悪いところは大変だったりする場合は、少し遠目にはなりますが、金鱗湖沿いの舗装された道路からも眺めることができます。
ただ、車道と歩道が区切られていないので、車には十分気をつけてください。
ベーカリーカフェやお蕎麦屋さんもあります
金鱗湖のほとりには、ベーカリーカフェやお蕎麦屋さんもあり、車椅子でも入れるとの記載をネットで見かけました。
【由布院観光】車いすでもたのしめました
車いすでの由布院観光は車いすでもじゅうぶん楽しめました。
道路は、湯の坪街道に入ってしまえば、車の通りが少ないので、車椅子でも安心して通れます。
湯の坪街道の途中にある公衆トイレには、バリアフリー対応トイレもありました。
私たちは途中、スヌーピー茶屋で可愛いスヌーピーの温泉まんじゅうを買ったり、お箸の専門店で、夫婦箸に名前を彫ってもらってお土産にしたり。
ほかにも、ガラス細工やオルゴールのお店、ギャラリーや小さなミュージアムも所々にあります。
車いすでも、多くのお店に入って見てまわることができました。
結局、食べ歩きでなんだかんだとおなか一杯になってしまい、昼食でお店に入ることはなかったのですが、駅からの通り沿いには、お蕎麦屋さんや牛まぶしのお店など美味しそうなところもたくさんありました。
由布院まち歩きMAP(クリックするとPDFファイルの地図が開きます。印刷することもできます)
金鱗湖は、一部、足場のあまり良くないところもあります。
石ころや木の根への車椅子の車輪のつまづき、車椅子の振動で酔ってしまいやすい場合などは、よく注意しながら進んでください。
由布院観光の関連リンクをはっておきます。
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この後私たちは、金鱗湖から徒歩5分ほどのホテルへ向かいました。
次は、由布院での宿泊先「由布院ユウベルホテル」のようす、そして金鱗湖の朝霧のようすを紹介します▼
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