車いす利用の母と九州・博多・由布院・温泉旅行の1日目。
路線バスで市内を移動して、博多を観光。
福岡タワーと櫛田神社をまわりました。
福岡タワーは障害者割引あり。バリアフリー対応されていて、車椅子で楽しめました。
櫛田神社は、ちょうどライトアップが点灯。
照らされた花笠が迫力満点で美しかったです。
ただ、下調べ不足で時間を持て余してしまい・・・。
「こうすればもっと見てまわれたのに」という反省点ありの日程でした。
ホテルに到着・荷物を預ける
博多駅に到着したときは雨がふっていましたが、駅に直結したビルでお昼を食べたので、ひとまず雨には濡れずに済みました。
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食事が終わるころ、ちょうど雨がやみ、まずホテルへ移動。
小路が多く、スマホのナビを頼りに。
駅から徒歩5分のビジネスホテルです。
到着したときは午後1時くらいで、まだチェックインの時間ではなかったので、大きな荷物をホテルに預け、母も私もショルダーバッグだけにして博多観光に出発しました。
車椅子で路線バスに乗って福岡タワーへ
ホテルに荷物を預けたら、また来た道を戻って駅前のバスロータリーへ。
福岡タワーへは路線バスで移動しました。
博多駅前のバスロータリーから【福岡タワー行き】の路線バス
路線バスは、金沢旅行のときにも利用しています。
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この金沢ときに乗車拒否も経験していたり、バスは乗り降りがわりと大変(私たち以上に運転手さんも大変)なのですが、料金の安さ(障害者手帳提示で半額)、福岡タワーへのアクセスの良さ(博多駅から福岡タワー行きのバスあり)で、今回も路線バスを利用することにしました。
福岡タワーへは、博多駅前にある【博多バスターミナル】の6番のりばから西鉄バス36番に乗車します。
30分かからないくらいで到着。
ちなみに、もしも福岡空港からそのまま福岡タワーに行くのであれば、地下鉄に乗って西新駅で下車。1番出口から徒歩で20分ほどです。
徒歩20分はちょっと距離があるように感じますが、その土地を観光しながらのんびり歩くのも私は旅行の醍醐味だと思っています。
ただ車椅子の場合は、乗っている本人、押す人、荷物の量、天気など、その状況によりますよね。
タクシー利用の場合は
料金を調べたら、博多駅前からだと2,500円、福岡空港からは3,700円くらいのようです。
福岡タワーは【障害者割引】【シニア割引】が利用できます
雨だった天気がすっかり晴れてきました。
西鉄バスを利用して無事に福岡タワーへ到着。
当たり前ですが、高い(建物が)です!
福岡タワーは、障害者手帳提示で割引きが適用されます。
通常大人料金は1名800円ですが、本人と介護者(1名まで)はそれぞれ500円で入場することができます。
入ってすぐのチケット売り場で障害者手帳を提示します。
ちなみにシニア割引もあります。65歳以上の方は720円で入場できます。
通常料金 | シニア割引 | 障害者割引 |
800円 | 720円 | 500円 |
入り口前で、無料のカップラーメンの食べくらべイベントが開催されていました。
マルちゃんの「赤いきつね」と「緑のたぬき」合戦。
でも、私たちはビュッフェランチでたらふく食べてしまったのですでに満腹。残念(笑)。
福岡タワーは【バリアフリー】車いすでもたのしめます
福岡タワーはバリアフリー対応が整備されています。
チケットを購入したら、エレベーターへ案内されます。
車椅子の場合は、一般の方とはエレベーターの利用階数が少し違うようで、案内スタッフの方が個別に案内してくれました。
一般の場合はエレベーターで最上階まで行ったあと、帰りは途中まで階段を利用するコースを案内されるようですが、車いすの場合は帰りもエレベーターを利用するので、帰りの際にはスタッフに声をかけるように案内されました。
バリアフリー対応トイレは1階にあります。
場内は、1時間もあれば回れるコースですが、エレベーター利用前にトイレを済ませておくと安心です。
福岡タワーの写真サービス
入場してすぐに写真を撮ってもらえます。
1枚、小さいサイズのものが帰りに無料でいただけますが、母は有料の大きくてデコレーションされた記念撮影バージョンのものを購入していました。
展望階では普通に景色を撮影できます。
撮影ポイントも用意されています。インスタ用だったり、カップル向けのハートのアーチもセットされていました。
私が撮ったのは景色ばかり。
ついでに海岸へ
シーサイドももち海浜公園へ少しだけ足をのばしました。
福岡タワーの北側にある博多湾に面した人工ビーチです。
福岡タワーの前の道路を渡ってすぐのところにあります。
たぶん母は、海を何十年ぶりに見たと思います。
砂浜までは行かずに見晴らしの良いところから景色を眺めていた程度でしたが、海風が気持ちよかったです。
最寄り駅の西新駅から続く道が「サザエさん通り」になっていて、ところどころにサザエさん一家のシルエット像がたっています。
福岡タワーを上まで入れようとすると、母とサザエさんが小さい(笑)。
車椅子で路線バスに乗って櫛田神社へ
次に、また路線バスに乗って屋台のある天神地区へ向かいました。
博多の屋台にはまだ時間が早かったので、屋台に近いところにある櫛田神社へ行ってみることにしました。
バス停がわかりづらい
福岡タワーから路線バスに乗って、屋台のある天神地区へ行きたかったのですが、その方面へ向かうバスの停留所がどこにあるのかわからなくて少し迷いました。
福岡タワーから天神方面へ向かうバスの乗り場は、
「福岡タワー南口」と「福岡タワー(TNC放送会館)」の2つの停留所があるんですね。
はじめは「福岡タワー南口」という停留所でバスを待っていたのですが、どうやら「福岡タワー(TNC放送会館)」という停留所から【6-1】路線のバスに乗って「中州・南新地」という停留所で降りるのがよいということがわかりました。
バス停「福岡タワー(TNC放送会館)」で【6-1】路線のバスに乗車
arrow_downwardバス停「中州・南新地」で下車
櫛田神社は【中州・南新地】のバス停から徒歩3分くらい
「中州・南新地」というバス停で降りて、歩いて3分くらいで櫛田神社に到着します。
バスで来た通りをそのまま進行方向に進み、「ぢどり屋」というお店の手前を左折。
しばらく行くとすぐに神社が見えてきます。
タクシーで移動も選択肢に
福岡タワーから櫛田神社までのタクシー料金を調べてみたら、2,000円ちょっとでした。
それくらいだったら、帰りの片道だけでもタクシーという選択肢もありますよね。
櫛田神社はライトアップがきれい
写真のように、大きな鳥居の下は階段になっていますが、向かって左側のわきはフラットな道になっていて、車いすでも入れました。
実は、櫛田神社はわりと地味な感じがしたんですね。
夕暮れ時に到着したのもあって、写真よりもずっと薄暗くて。
私たちのほかには誰もいませんでした。
完全に予習不足だったので、どれだけ由緒ある神社なのかわかっておらず。
さらっと観てまわって、そこそこに帰ろうとしたそのときに、暗くてよく見えなかった花笠がパッとライトアップされたんです。
ちょうど夕方5時半でした。
ライトアップされた花笠は、嘘みたいにすごい迫力でした。
私はライトアップのことを知らなかったので、5分でも違えば、このライトアップに気づかずに帰ってしまっていたかもしれません。
このあと時間を持て余すことに
花笠の感動的なライトアップをあとにして、5分ほど歩いて中州屋台へ。
この時点でまだ6時前。開いている屋台は何軒かで、準備中のところがほとんどでした。
車いすなので、混みあう前に開いているお店に入ってしまうのもよかったんですが、やっぱり活気づいた状態で様子を見てどのお店に入るか決めたかったんです。
結局、すぐ近くにあるキャナルシティという商業施設で1時間近く時間をつぶしました。
トイレ休憩にもなったし、キャナルシティのわりと有名なクリスマスイルミネーションも見ることができて結果的には良かったのですが、もっと計画的に動けば時間のロスがなかったのに、とも反省しています。
母と出かけるときは、どこでどんなことに手こずってしまうかわからない部分があるので、とくに旅行では時間に余裕を持つように心がけます。
時間に余裕がないと、私がイライラしてしまって、お互いの気分が台なしになってしまうんですね。
なので、本当に大まかな予定だけで、両方回れたらラッキーぐらいのつもりで動くようにしています。
ただ、わりとスムーズに行動できたのと、下調べ不足で、時間を余らせてしまいました。
【福岡市博物館】【防災センター】も見てくればよかった
せっかくなら、福岡タワーの目の前に「福岡市博物館」や「福岡市民防災センター」があったので見てくればよかったと思いました。
福岡市博物館
福岡市博物館の公式サイト。国宝「金印」や2014年の大河ドラマの主人公・黒田官兵衛を藩祖とする旧福岡藩主・黒田家に伝来し ...
museum.city.fukuoka.jp
福岡市 福岡市民防災センター案内|福岡市消防局
www.city.fukuoka.lg.jp
博多市内を巡るオープントップバスは車椅子でも利用できます
ちなみに、今回私たちが回った「福岡タワー・シーサイドももち・櫛田神社」のコース。
オープントップバスという屋根のない2階建てのバスで周遊することができます。
私は存在を知らずに、この旅行では利用しなかったのですが、なんと車椅子OKなんですね。
車椅子が乗り込めるように電動リフトが設けてあり、車椅子席もあるそうです。
ただ、バスで周遊するだけなので、それぞれの場所で観光することはできません。
詳しくは、WEBサイトでご確認ください。
福岡オープントップバス – 見たことのない街の景色
fukuokaopentopbus.jp
福岡はほかにも見どころがたくさんありそう
博多は、思っていた以上に都会的で、活気のある印象でした。
博多周辺は、今回まわったところ以外にも、車いすでたのしめる見どころはたくさんありそうです。
空港、地下鉄、西鉄バスと、交通環境も整っているので、車いす利用者の場合は、地下鉄やバスへの乗り込みをクリアできれば、多くの観光スポットをたのしめると思います。
もちろん、タクシーやレンタカーの選択肢もありますね。
次のページで、今回まわれなかったけど、車いすでも楽しめそうなところをピックアップしてみました。
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そのあと、中州の屋台でラーメンを食べたときの様子も紹介します。
もしよかったら参考にしてください。
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