2022年10月125日(火)~26日(水)
車椅子ユーザーである母と、箱根に1泊温泉旅行。
新宿から箱根湯本まで『ロマンスカー』で行きました。
特等席と思えるくらいゆったりとした車椅子席で、のんびり、でもあっという間に箱根へ。
そのロマンスカーのチケットですが、車椅子対応座席の予約と決済がインターネット(スマホアプリ)ですんなりできたので、その方法を紹介します。
ロマンスカーの車いす対応座席は電子チケットで!
上の画像は、母が実際に利用したロマンスカーの車いす対応座席です。
2席ずつ並んでいる座席の通路側の1席を外してあり、そこに車いすを設置するようになっています。
母は移乗できるので座席に座り、車いすは折りたたんでいますが、移乗せずに車いすに座ったままでいることも可能です。
この座席はその列車に2席あります。号車ごとに2席ではなく、1列車に2席だけです。
ちゃんと席を確保しておきたかったので予約することにしました。
予約したいが小田急線の窓口が近くにない
この車いす対応座席を予約しようと思ったときに、まず小田急のお客様センターに電話で問い合わせをしました。
車いす対応席を予約する場合は、小田急線の窓口に直接行くか、電話か、オンライン(インターネット)での予約になるとのこと。
小田急線の窓口は遠すぎるし、電話の場合は結局窓口にチケットの支払いと受け取りに行かないといけないらしいので、オンラインでの方法を教えてもらいました。
オンラインであれば、支払いはオンライン上のカード決済、チケットも電子チケットなので受け取りに行く手間がありません。
当日もスムーズに乗車できてとても便利でした。
お客様センターのリンクを一応はっておきます。こちら ➔ 小田急お客様センター
オンラインで車いす対応座席を予約できるアプリ
ロマンスカーの特急券のインターネットでの予約・購入方法は3つ(正確にいうと4つ)あります。
- e-Romancecar
- ロマンスカー@クラブ
- アプリ「EMot」(ウェブブラウザ版のEMot )
上記の3種類の中で、「EMot」だけが車いす対応席を予約・購入できます。
逆を言うと、「e-Romancecar」もしくは「ロマンスカー@クラブ」では、車椅子席は予約できないシステムになっています。
「特急券の予約・購入方法」について小田急公式ホームページのリンクをはっておきます(車いす対応座席については記載がありません)➔「特急券の予約・購入方法」
アプリ「EMot」での予約・購入方法
では、具体的にアプリ「EMot」での予約・購入を紹介していきます。
とても簡単にできますよ♪
STEP1
- EMot(エモット)というアプリをお持ちのスマホにインストールします。
ここからダウンロードできます▼
EMot (エモット)
Odakyu Electric Railway Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ
STEP2
アプリを開くと「EMotサービス利用規約」の画面が出てきます。
- 「同意する」にチェックを入れて「同意して利用を開始」ボタンを押してください。
STEP3
機能紹介のページが続きます。
- すべて「次へ」ボタンを押してすっ飛ばしましょう!
STEP4
さあ、始めましょう!のページが開きます。
- 「アカウント登録に進む」ボタンを押します!
ちなみに私はメールアドレスでアカウント登録しました。
STEP5
アカウント登録の画面が開きます。
- 「クレジットカード登録」は、あとでチケット代の支払いのときに必要なので登録しておきます。
これで、事前準備は終了です!
STEP6
ここからが本番!
さっそく車いす対応座席の予約に進みます。
- ホーム画面で並んでいるボタンから「特急券」を選択。
画像のようなページを開きます。 - 「特急ロマンスカー予約・購入」ボタンを押してください!
STEP7
「特急ロマンスカー予約・購入」画面が開きます。
- 希望の日時、利用人数を入力しましょう。
- 「利用規約に同意」にチェックを入れて「空席照会へ」ボタンを押します!
STEP8
希望した時刻に合わせて列車の候補がいくつか出てきます。
- 候補の中から、希望の号車を選びます!
ちなみに私は「赤いロマンスカー」に乗りたかったので「はこね1号車(GSE)」を選択しました。
STEP9
座席選択の画面が開きます。
- 座席種別は「一般席」
- 座席選択方法は「シートマップで指定」
- 購入/予約選択は、そのまま購入まで進む場合は「購入」。予約だけする場合は「予約のみ」を選択。
- すべて選択したら「次へ」ボタンを押す!
私はとりあえずで「予約のみ」を選択しました。
STEP10
先ほどの画面で「シートマップで選択」ボタンを押したので、シートマップ(座席表)が出てきます。
このページで車いす対応座席を選択しましょう。
車いす対応座席はだいたい4号車可5号車あたりに出てきます。
- 「号車指定」のところで『4』か『5』を押して、車いすのマークがついている座席を探しましょう。
STEP11
- 希望の座席を指定します。
「赤い車いすのマーク」・・・車いす対応座席
「青い車いすのマーク」・・・介助者用の座席
選択した座席はオレンジ色の表示に変わります。
※シートマップでの座席指定は、予約の場合は発車45分前まで、購入の場合は発車3分前まで指定が可能。
私は、「行きは進行方向に向かって右側の座席の景色がおすすめ」と情報を見つけたので『2D』『3D』を選択しました。結果的に車椅子席の前のスペースが広く、窓枠がなくて景色をめいっぱい楽しめるのでとてもおすすめです。
STEP12
車いす対応座席もしくは介助者用座席を選択すると、画像のような警告画面が開きます。
「車いす席、介護席を選択しています。※車いすをご利用の方、介護をされる方などのためにご用意した座席ですので、ご配慮いただきますようお願いいたします。」
というメッセージが表示されています。
- この席でよければ「OK」を押す!
一般の方が車いす席を利用するのを防ぐためですね。
実際には一般の方もこのアプリでこの席を予約できてしまうわけですが、当日は何度も車掌さんが見回りに来ていました。万が一、一般の方が車いす席に座ったとしても、かなり居づらいと思います。
STEP13
予約内容確認画面が開くので、内容を確認します。
- 間違いがなければ「予約する」ボタンを押しましょう!
- 購入の場合は「購入する」ボタンが出ているはずなので、購入に進んでください!
STEP14
これで予約完了です。お疲れさまでした♪
予約の場合は、表示されている期限までに購入手続きをします。
期限をすぎると自動で予約取り消しになります。
当日の乗車の流れ
当日は、券売機または改札の窓口で乗車券を購入して改札を通ります。
このオンラインチケットは特急券のみなので、別で乗車券が必要です。
乗車券は、改札でSuicaなどの交通系ICカードを利用するか、券売機等で普通のきっぷを購入します。
ちなみに、障害者手帳をお持ちの場合は、乗車券が割引きになります。
手帳の内容にもよりますが、私の母は1種2級なので、母と、介助者である私の分も半額で購入することができました。
改札の窓口で、障害者手帳とスマホの予約画面を見せて、半額のきっぷ(子ども料金のきっぷ)を購入しました。
※手帳で割引になるのは乗車券のみです。
実際のこのときの障害者割引を利用しての購入金額は
ロマンスカー(特急券)1,150円+乗車券(1,260円の半額)630円=1,780円/大人1名・片道
でした。
車椅子ユーザーにこそ便利なオンライン予約
1本のロマンスカーに2席しかない車いす対応座席。
予約するといっても、小田急線の窓口に直接行ける人は少ないですよね。
電話で予約することもできますが、電話だと支払いまで完了することができません。チケットの受けとりや支払いに別の手間がかかります。
オンラインチケットなら、ネットで予約、購入までを済ませられるので、受けとりや支払いに行く必要もなく、当日は改札をスムーズに通過できます。
シートマップ(座席表)で座席の位置をあらかじめ確認できるのも便利な点ですよね。
実際に、車いす対応座席を利用した様子はこちら▼
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